サイドワインダー

サイドワインダー メイン画像1 (C)JRA

重賞競走

  • '02 京阪杯 G3
  • '03 京都金杯 G3
  • '05 関屋記念 G3

プロフィール

  • 父: トニービン
  • 母: ゴールデンジャック
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雄
  • 毛色: 栗毛
  • 生年月日:1998年04月02日
  • 母馬所有者: タバタファーム
  • 生産牧場: タバタファーム
  • 産地: 北海道沙流郡門別町
サイドワインダー メイン画像2 (C)BTC

Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

とても大人しく、悠々自適に過ごしております。人懐っこい性格の馬です。

情報提供者:繋養者

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2015年4月24日
繋養展示場所
〒059-2242 北海道沙流郡日高町美原1~7
 
タバタファーム
TEL
0146-47-9707
展示時間
10時00分~16時00分
休憩時間
12時00分~14時00分
連絡予約
当日でも可
見学方法
自由見学
厩舎内への立ち入り
不可

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2002年11月23日 京阪杯 G3 京都 1800
1 2003年01月05日 京都金杯 G3 京都 1600
1 2005年07月31日 関屋記念 G3 新潟 1600
2 2004年02月29日 中山記念 G2 中山 1800
2 2005年10月29日 スワンS G2 京都 1400
2 2003年10月25日 富士S G3 東京 1600
2 2004年01月05日 京都金杯 G3 京都 1600
3 2003年12月14日 鳴尾記念 G3 阪神 2000
3 2005年07月17日 北九州記念 G3 小倉 1800
1 2002年10月12日 保津峡特別 1000万下 京都 1600
1 2002年11月09日 衣笠特別 1000万下 京都 1800
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2001年 中央 9 2 0 0 7 16,400,000
2002年 中央 7 4 0 1 2 89,685,000
2003年 中央 4 1 1 1 1 71,931,000
2004年 中央 4 0 2 0 2 59,014,000
2005年 中央 6 1 1 1 3 76,074,000
2006年 中央 7 0 0 0 7 3,600,000
合計 中央 37 8 4 3 22 316,704,000

Stories コラム

2019年8月 ~サイドワインダーとの再会~

 強烈な末脚を武器に芝重賞で活躍したサイドワインダーに会いました。現在は生まれ故郷である日高町・タバタファームで余生を送っています。









 1998年生まれのサイドワインダーは、今年21歳です。人間で言うと80代のシニアに突入ですが、放牧地で会ってみると、彼は丸みを帯びた馬体をしていて、老いを感じさせないシルエットがありました。


「変わりなく元気にしていますね。病気をすることもないし、悠々自適な日々を送っていますよ。」
と、近況を紹介してくれたのは、タバタファーム代表の田端修さんです。







 サイドワインダーの住まいは、専用の放牧地と馬房はつながっていて、いつでも出入りできるようにしています。馬自身が屋根の下か空の下かを自由に選んで、快適な生活を送っています。







「だいたい日中は外で過ごしていますね。いつでも馬房に入れるので、馬の好きなように過ごしています。当歳や1歳の頃はピリッとした気性もありましたが、功労馬となった現在は大人しくて、穏やかです。」(田端さん)



 好物はバナナだそうで、田端さん家族がバナナを見せると一目散に駆け寄ってきます(※一般見学では馬に食べ物を与ることはできません)。食べたあとはバナナの余韻に浸るように、口の中の感触を確かめていました。バナナも元気の秘訣かもしれませんね。





 競走馬時代は母ゴールデンジャック譲りの鋭い決め手を生かし、ライバルを抜き去りました。2005年の関屋記念では4角15番手で通過しながらゴボウ抜き。2着に負かしたのは皐月賞馬ダイワメジャーでした。
「かなり後ろの位置からの戦法でしたからね。強い馬を相手に、32秒台の上がりで伸びてくれて、しびれる走りでした。」(田端さん)






 放牧地で改めて馬と対面すると、バネがあって、立派な後肢が目につきます。遠くにいたと思えば、知らぬ間にこちらの近くに寄ってきて、草を食べ始めました。足取りは軽やかで、食欲は旺盛。さすが重賞馬らしい迫力があります。


 毎年、サイドワインダーに会いに来るファンの方がいるそうで、ニンジンなどのプレゼントをもらうこともあるようです。現役時のキレ味に惚れ込んで、余生を応援している人がいるのでしょう。牧場の近くに高速道路のインターチェンジ(日高厚賀IC)ができたので、遠方の方も会いにいきやすくなりましたね。





「牧場の功労馬として、これからも元気にストレスのなく、長生きして欲しいと思います。」(田端さん)