コンサートボーイ
プロフィール
- 父: カコイーシーズ
- 母: コンサートダイナ
- 品種: サラブレッド
- 性別: 雄(セン)
- 毛色: 鹿毛
- 生年月日:1992年04月29日
母馬所有者: 船越 三弘
- 生産牧場: 船越 三弘
- 産地: 北海道沙流郡門別町
Catch up with Your Old Heroes
今、あの馬はどうしてる?
変わらず元気に過ごしています。ぜひいらしてください。
情報提供者:繋養者
Location & Conditions for Visitors
繋養者・見学条件
- 繋養展示場所
- 〒 北海道沙流郡日高町
-
- 展示時間
- 09時00分~09時00分
Race Record
競走成績
着順 |
日付 |
レース名 |
競馬場 |
芝ダ |
距離 |
1 |
1997年06月24日 |
帝王賞(中央交流) G1 |
大井 |
ダ |
2000 |
3 |
1998年12月23日 |
東京大賞典(中央交流) G1 |
大井 |
ダ |
2000 |
3 |
1997年05月28日 |
かしわ記念(中央交流) G3 |
船橋 |
ダ |
1600 |
1 |
1996年02月21日 |
報知GP・C |
船橋 |
ダ |
1800 |
1 |
1996年03月05日 |
金盃 |
大井 |
ダ |
2000 |
1 |
1996年04月11日 |
マイルGP |
大井 |
ダ |
1600 |
1 |
1997年04月09日 |
マイルGP |
大井 |
ダ |
1600 |
1 |
1997年12月09日 |
かちどき賞 |
大井 |
ダ |
1800 |
1 |
1998年11月12日 |
東京記念 |
大井 |
ダ |
2400 |
2 |
1994年11月10日 |
北海道3才優駿 |
帯広 |
ダ |
1800 |
2 |
1995年02月09日 |
京浜盃 |
大井 |
ダ |
1700 |
2 |
1995年04月12日 |
黒潮盃 |
大井 |
ダ |
1800 |
2 |
1995年05月04日 |
羽田盃 |
大井 |
ダ |
2000 |
2 |
1995年06月08日 |
東京ダービー |
大井 |
ダ |
2400 |
2 |
1995年11月09日 |
東京王冠賞 |
大井 |
ダ |
2600 |
2 |
1996年11月18日 |
東京記念 |
大井 |
ダ |
2400 |
2 |
1996年12月29日 |
東京大賞典(中央交流) |
大井 |
ダ |
2800 |
2 |
1997年10月29日 |
グランドCh2000 |
大井 |
ダ |
2000 |
3 |
1995年09月27日 |
東京盃 |
大井 |
ダ |
1200 |
3 |
1996年08月26日 |
アフター5スター賞 |
大井 |
ダ |
1800 |
3 |
1996年10月30日 |
グランドCh2000 |
大井 |
ダ |
2000 |
3 |
1997年02月05日 |
川崎記念(中央交流) |
川崎 |
ダ |
2000 |
3 |
1997年02月27日 |
金盃 |
大井 |
ダ |
2000 |
3 |
1998年10月28日 |
グランドCh2000 |
大井 |
ダ |
2000 |
年 |
主催者 |
レース回数 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
賞金 |
1994年 |
地方 |
8 |
4 |
1 |
0 |
3 |
11,000,000 |
1995年 |
地方 |
7 |
0 |
5 |
1 |
1 |
77,450,000 |
1996年 |
地方 |
10 |
3 |
2 |
2 |
3 |
165,500,000 |
1997年 |
地方 |
8 |
3 |
1 |
3 |
1 |
182,100,000 |
1998年 |
地方 |
3 |
1 |
0 |
2 |
0 |
70,400,000 |
1999年 |
地方 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
2000年 |
地方 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
合計 |
地方 |
39 |
11 |
9 |
8 |
11 |
506,450,000 |
Stories
コラム
2018年6月 ~コンサートボーイとの再会~
帝王賞の勝ち馬・コンサートボーイは故郷、船越牧場で余生を送っています。
コンサートボーイは、1992年生まれの26歳。現役時代は地方競馬で走り、帝王賞を含めて重賞6勝。
5億円を超す賞金を獲得しました。
引退後は種雄馬となり、産駒の中からザオリンポスマンが佐賀の重賞を勝ちました。
2011年から引退名馬となり、長寿の道を歩んでいます。
案内してくれたのは、船越牧場・代表の船越三弘さんです。
「だんだんと背中が垂れてきて、歯にも衰えを感じますが、体調は安定しています。
種雄馬を引退した後も去勢せず、雄馬のままです。
春は、アテ馬をすることもあります。
競走馬時代は、調教するのも大変なぐらい気性の激しい馬でしたが、今ではすっかり大人しくなりましたね。」
と、近況を伝えてくれました。
歯の衰えに合わせて、飼い葉は咀嚼しやすいメニューに工夫しているそうです。
食欲はあり、与えられた量をしっかり平らげます。
夏は広い放牧地で過ごし、それ以外の時期は馬房付きの専用放牧地で過ごしています。急に天気が悪くなっても安心です。
「この牧場は海に近いので、アブが少ないし、馬にとっては過ごしやすい場所です。
ただ、風は強いですね。
寒さが厳しい時期は、馬服を二枚着せています。」
放牧地で対面すると、その顔つきは穏やかで、時折強い風に、ロングヘアーがなびきました。
船越さんが専用の手入れ道具を持ち出すと、手入れを察知して身を構え、気持ちよさそうに受け入れました。
牧場時代のコンサートボーイは、父カコイーシーズ譲りの大きな馬だったといいます。
船越さん曰く、当時はなかなか買い手がつかず、売れ残った馬でした。
母コンサートダイナの「コンサート」に、雄馬らしく「ボーイ」を付けて、「コンサートボーイ」と名付け、当初は船越さんの自己所有馬としてデビューしました。
南関東クラシックでは全て2着という苦杯をなめ、脇役に甘んじていましたが、5歳夏の帝王賞では、JRAの強豪キョウトシチーやシンコウウインディ、バトルライン、地方の雄・アブクマポーロらを破り、見事栄冠を獲得しました。
「この馬の血統のアリダーやカコイーシーズもそうだったように、堅実というか、2着の多い馬でしたね。
帝王賞のときは、その日の朝に帝王賞を勝った夢を見ましてね。
今度こそという思いで応援に行きました。
強いメンバーが揃っていましたし、お客さんの数も多かったです。
そうした中で本当に勝ってくれて、みんなで喜びましたね。」
引退名馬となってからも当時を知るファンが、コンサートボーイに会いに来ます。
「毎年30人ぐらいでしょうか、競馬場で応援していた人もそうですし、中には、テレビゲームでこの馬を知ったという若い人もいました。
ニンジンやリンゴをいただくこともあり、ありがたく思っています。」
そうしたファンとの対面も、コンサートボーイにとっての活力になっていることでしょう。
故郷の快適な環境と、ファンの温かな声援を受けて、今後も長い引退名馬として生活を叶えられそうです。