マヤノトップガン

マヤノトップガン メイン画像1 (C)JRA

重賞競走

  • '95 菊花賞 G1
  • '95 有馬記念 G1
  • '96 宝塚記念 G1
  • '97 天皇賞(春) G1
  • '97 阪神大賞典 G2

プロフィール

  • 父: ブライアンズタイム
  • 母: アルプミープリーズ
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雄
  • 毛色: 栗毛
  • 生年月日:1992年03月24日
  • 母馬所有者: 川上 悦夫
  • 生産牧場: 川上 悦夫
  • 産地: 北海道新冠郡新冠町
マヤノトップガン メイン画像2 (C)JAIRS

Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

2019年1月1日に引退名馬事業の助成対象馬でなくなりました。

情報提供者:JAIRS

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2015年4月23日
繋養展示場所
〒 北海道新冠郡新冠町
 
展示時間
09時00分~09時00分

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 1995年11月05日 菊花賞 G1 京都 3000
1 1995年12月24日 有馬記念 G1 中山 2500
1 1996年07月07日 宝塚記念 G1 阪神 2200
1 1997年04月27日 天皇賞(春) G1 京都 3200
1 1997年03月16日 阪神大賞典 G2 阪神 3000
2 1996年10月27日 天皇賞(秋) G1 東京 2000
2 1995年09月17日 神戸新聞杯 G2 京都 2000
2 1995年10月15日 京都新聞杯 G2 京都 2200
2 1996年03月09日 阪神大賞典 G2 阪神 3000
5 1996年04月21日 天皇賞(春) G1 京都 3200
1 1995年07月09日 やまゆりS 900万下 中京 1800
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
1995年 中央 13 5 2 5 1 372,152,000
1996年 中央 6 1 2 0 3 237,982,000
1997年 中央 2 2 0 0 0 200,256,000
合計 中央 21 8 4 5 4 810,390,000
年度 表彰情報
1995年 年度代表馬
1995年 最優秀3歳牡馬

Stories コラム

2016年10月 ~マヤノトップガンとの再会~

1995年5月28日、大歓声の東京競馬場でタヤスツヨシが第62回日本ダービーを制した同日、中京競馬場のダート1700m戦でひっそりと2勝目を挙げたマヤノトップガン。

彼がその後、菊花賞と有馬記念を連勝し、同年の年度代表馬に選出されることなど、この時点では誰もが想像すらしていなかったのではないでしょうか。


通算21戦8勝、前述した菊花賞、有馬記念の他にも古馬になってから宝塚記念、天皇賞(春)と4つのGⅠタイトルを手に入れました。

また、5歳春の阪神大賞典は、敗れたものの、3冠馬ナリタブライアンとマッチレースさながらの死闘を演じ『伝説のGⅡ』として今もなお、競馬史に残る名レースとして語り継がれています。


現役引退後は新冠町の優駿スタリオンステーションで種雄馬入り。

初年度から人気を集め81頭に種付けすると、2001年からは9年連続で100頭以上の種付けをキープ、入れ替りの激しい種雄馬の世界でこれだけの人気を集めたのは立派の一言です。

重賞勝ち馬はこれまで8頭、目黒記念勝馬のムスカテール、スワンSなど重賞4勝、5億円近く稼いだプリサイスマシーン、目黒記念、ステイヤーズSを制して後継種雄馬となっているチャクラ。

これまでGⅠタイトルこそ手が届いていないものの、ダート馬、短距離馬、ステイヤーと産駒はオールマイティーな活躍を見せています。


長きに渡って種雄馬としても活躍を続けていたマヤノトップガンですが、シンジケートの解散と年齢的な面も考慮し、2014年のシーズンを最後に引退。

その後は引退名馬繋養展示事業の助成対象となり、現在は優駿スタリオンステーションの敷地内にある、優駿記念館横の放牧地で一般公開されています。


「現役時代から気難しいところのある馬だったようですが、こちらに来てからもワガママいっぱい。

常にマイペースで気分屋でした。

でも個人的にはスタリオンで一番長い付き合いになるし、大変だった分、思い入れはどの馬よりもあるかもしれません。」

と語るのは優駿スタリオンステーションの山崎努マネージャー。


山崎さんが入社後ほどなくしてマヤノトップガンがスタッドイン、トップガンとはかれこれ20年近くの付き合いになるそうで、まさに共に歩み続けた戦友であるかのようでした。

「年齢とともにようやく落ち着きが出てきたようで、放牧地でも走り回ることがなくなりましたし、一日中のんびり青草を食べ続けていることが多いですね。

これまで健康面での不安を感じたこともありませんし、食欲も旺盛で馬体も若々しさを保っているので、まだまだ長生きして欲しいです。」

去年の11月にはGⅠを2勝した京都競馬場でお披露目を行い、1997年の天皇賞春以来、約18年ぶりに淀の地を踏み、現役時代に同馬を管理していた坂口正大師と再会し、訪れた多くのファンの前に元気な姿を披露しました。


現役引退から20年近くの年月が経過しましたが、今もなおスターホースとして抜群の人気を誇るマヤノトップガン。
これからも末永く、引退名馬として元気な姿を見せ続けて欲しいと願うばかりです。

(現役時代の馬齢は旧表記です。)