ビワハヤヒデ

ビワハヤヒデ メイン画像1 (C)JRA

重賞競走

  • '93 菊花賞 G1
  • '94 天皇賞(春) G1
  • '94 宝塚記念 G1
  • '92 デイリー杯3歳S G2
  • '93 神戸新聞杯 G2
  • '94 京都記念 G2
  • '94 オールカマー G3

プロフィール

  • 父: Sharrood
  • 母: パシフィカス
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雄
  • 毛色: 芦毛
  • 生年月日:1990年03月10日
  • 母馬所有者: 早田牧場新冠支場
  • 生産牧場: 早田牧場新冠支場
  • 産地: 福島県伊達郡桑折町
ビワハヤヒデ メイン画像2 (C)BTC

Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2015年10月30日
繋養展示場所
〒 北海道沙流郡日高町
 
展示時間
09時00分~09時00分

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 1993年11月07日 菊花賞 G1 京都 3000
1 1994年04月24日 天皇賞(春) G1 阪神 3200
1 1994年06月12日 宝塚記念 G1 阪神 2200
1 1992年11月07日 デイリー杯3歳S G2 京都 1400
1 1993年09月26日 神戸新聞杯 G2 阪神 2000
1 1994年02月13日 京都記念 G2 阪神 2200
1 1994年09月18日 オールカマー G3 中山 2200
2 1992年12月13日 朝日杯3歳S G1 中山 1600
2 1993年04月18日 皐月賞 G1 中山 2000
2 1993年05月30日 日本ダービー G1 東京 2400
2 1993年12月26日 有馬記念 G1 中山 2500
2 1993年02月14日 共同通信杯4歳S G3 東京 1800
5 1994年10月30日 天皇賞(秋) G1 東京 2000
1 1992年10月10日 もみじS オープン 京都 1600
1 1993年03月20日 若葉S オープン 中山 2000
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
1992年 中央 4 3 1 0 0 80,756,000
1993年 中央 7 3 4 0 0 420,353,000
1994年 中央 5 4 0 0 1 396,566,000
合計 中央 16 10 5 0 1 897,675,000
年度 表彰情報
1993年 年度代表馬
1993年 最優秀3歳牡馬
1994年 最優秀4歳以上牡馬

Stories コラム

2014年10月 ~ビワハヤヒデとの再会~

1993年の牡馬クラシック路線で、ウイニングチケットナリタタイシンと鎬を削り合い、三強時代を築いたビワハヤヒデ。


4歳秋(旧5歳)、この3強がほぼ時を同じくして屈腱炎を発症したのも何かの因縁かもしれませんが、ビワハヤヒデ陣営は現役生活の引退を即断し種雄馬となりました。
 
 
1995年に沙流郡門別町(現在は沙流郡日高町)の日西牧場で種雄馬生活をスタートし、種雄馬として自身を超える産駒に恵まれなかったものの、京都2400mのレコードホルダーで日経新春杯2着のサンエムエックスや中山牝馬S2着のテンエイウイングなど、個性的な産駒を送り出してきましたが、2002年の種付けシーズンをもって種雄馬生活を引退し、そのまま日西牧場で余生を過ごしています。

 
「放牧地も厩舎も種雄馬時代のままで、去勢もしていません。
元々馬っ気の強いタイプじゃなかったし、近くの放牧地に牝馬を放してもあまり興味がない感じでのんびりしてますよ。
本来ならこれだけ活躍した馬がうちで種雄馬になるなんて有り得ないこと。
いろんなことを学びましたし、本当に感謝しています」


とは同牧場の高山直樹代表。


かれこれ20年の付き合いとなる相棒を前に、いとおしそうに目を細めています。
 
 
現役時代のビワハヤヒデといえば、グレーの馬体に大きな顔、そして鼻先まで繋がる流星がチャームポイントでした。

すっかり白さを増した現在も、鼻先のピンク色は健在です。

なぜか、嬉しい。


取材中、隣の放牧地では、現役種雄馬のチャクラが構って欲しそうに猛アピールしてきたけれども、ビワハヤヒデはわれ関せず。


マイペースを貫いています。


「基本的に他の馬は眼中にないみたいですね。
チャクラはハヤヒデが気になっていろいろやるんだけど無視されてます。
周りに馬がいないと鳴いたり走り回って騒いだりする馬は割と多いんですが、この馬は常に平常心です。
人には関心があるらしく、よく覚えていますよ。
引退して何年か経ってから現役時代の厩務員さんが来てくれたんですが、鼻を鳴らして喜んでいました。
見学の方が来た時も、どれどれと寄って来るみたいです。」
 

そんな愛想の良さ、現役時代の人気も相まって、24歳になった現在もたくさんのファンが訪れるそうです。


「ありがたいことに、未だに熱烈な方が多い印象ですね。
誕生日やクリスマスなどイベントごとに贈り物が届きますし、毎年必ず会いに来てくれる“常連さん”もかなりの人数です。
函館競馬場で展示した時も大勢集まってくれましたしね。」
 
 
2010年には函館競馬場で三強の一角、ウイニングチケットと共にお披露目され、往年のファンから熱烈な歓迎を受けました。
 

「この馬の元気な姿を楽しみにしてくれてる人がたくさんいるってことですから、これからも健康で、長生きして欲しいです。」


と高山代表も願っていました。



動画も公開しています「ビワハヤヒデの近況」からご覧ください。